リュウマチ
福岡 合河 米田 隆佳
リュウマチで倒れ起きれず寝小をし思わず涙溢れ散るなり
リュウマチで友との旅行キャンセルに残念無念喜寿の旅消ゆ
評
リュウマチを煩われておられる作者。その辛い様子を見事に赤裸々に詠まれています。「友との旅行キャンセル」に、喜寿を迎えられ、その無念さが伝わります。深い悲しみと寂しさが胸に迫ります。早くお元気になられますよう祈っています。農業機械
岡山 児島 森末美智子
「よろしく」と古き農機に声をかけ全力で引くスターターロープ
農作業終えて機械を洗浄しきれいに拭くあぐ感謝を込めて
評
農業機械に挨拶されてエンジンを掛けられている作者。そして、後始末もきれいですね。終わったら機械を洗浄。感謝を込めて後始末。農作物の収穫もたくさん採れますね。お米も美味しいことでしょう。初夏の庭
高知 高須 海辺 文代
初夏なのに真夏のごとき暑き日々夏花(なつばな)負けず元気に咲くや
パンジーが咲き終えし庭に夏すみれ色とりどりに植えて楽しむ
評
初夏の庭を素敵に詠まれています。たくさんの花が元気よく咲いている様子が目に浮かびます。あふれる緑の勢いや色鮮やかな花・心地よい香りなど、力をいただきますね。楽しんで草花を手入れされている姿に四季の歌が浮かんできました。ありがとう
福岡 遠賀 畑中 奈々
たわいないやりとりの後「ありがとう」二人の甥の感心なクセ
「これ取って」ハイッと渡すと「ありがとう」甥の発する自然な言葉
評
言葉のやりとりの後に「ありがとう」とは、素晴らしい甥子さんですね。「ありがとう」は感謝を伝える大切な言葉で、伝える人と言われた人の両方に幸福感や良好な人間関係をもたらしますね。言われると温かくなります。心がほのぼのとします。真似したいですね。目の病気
徳島 上八万 佐々木喜代子
緑内障視野の欠損進行し見え方ずれて書く字おぼつかず
見づらい目失敗つづく行動は愛嬌に変えて気長に付きあう
評
緑内障を患い、書く字もずれて大変な思いをなさっている作者。視野が少しずつ欠けていく病気とありました。大変でしょう。2首目、それでも失敗を愛嬌に変えて生きていかれる様子。前向きな詠みぶりに深く感銘しました。金婚式
福岡 合河 若本 泰弘
五十年妻に掛けたし金メダル努力賞に敢闘賞なり
金婚のクルーズ旅行心待ちガイドブックを幾度も見返す
評
金婚式おめでとうございます。奥様を労って努力賞・敢闘賞とは素晴らしいですね。クルーズ旅行も待ってますね。羨ましいです。長い年月、苦労を共にされてきたのですね。仲睦ましい姿が目に浮かびます。ますますお幸せに。連休
岡山 岡山中央 前原 幸夫
孫達が去りてながむる五月空紅き夕陽に心静まる
大騒ぎ連休の日々孫五人去りて静かにグラスを交わす
評
孫は来てよし、帰ってよしという言葉があります。本当にそうですね。孫が来ると楽しく嬉しいけれど、帰ると静けさと平穏の日常が戻り、ホッとしますね。その様子を詠まれています。2首目の結句、「静かにグラスを交わす」に心情が伝わります。鞆の浦にて
岡山 岡山中央 東平 祐子
鯛めしと鯛のお刺身絶品の「潮待ちの町」美味なる馳走
五月晴れ鞆の浦を散策すノスタルジックな景色にゆるり
評
鞆の浦に行ってみたいですね。「潮待ちの町」とは、ロマンあふれる名前ですね。ジブリ映画『崖の上のポニョ』の構想が練られた場所として有名な場所とありました。鯛めしやお刺身おいしそうですね。2首目、結句の「景色にゆるり」の言葉にほのぼのとします。○
広島 鷹野橋 𠮷村 崇
川辺りの鬱陶しきは蚊柱か生態知ればこれもまたよし
梅雨空の合間の快晴夕暮に宵の明星深く輝く
評
鬱陶しいの「鬱」は、何と29画です。この字を使っておられることに、まず感動しました。とても書けません。蚊柱は結婚飛行と呼ばれるようです。いろいろ教えていただきました。2首目、「宵の明星」、西の空に一際輝く金星の呼び名ですね。見られてよかったですね。ゴールデンウィーク
福岡 中央 濵 一美
連休の人酔いさけて楽しむは夫と二人の家(うち)映画館
連休は画面で楽しむ行楽地ビール片手に夫と乾杯
評
ゴールデンウィークは2人で家映画館、いいですね。ビール片手にゆっくりくつろがれている姿、羨ましいです。自宅でリラックスしながら、非日常の空間を味わえますね。日頃はお忙しいのでしょう。この様な過ごし方もありですね。短歌
墓参り山口救先生の好きな日本酒とおはぎを添える
(福岡 三橋 古賀 富子)
(福岡 三橋 古賀 富子)
真夏日かと疑うほどの暑さなり暦は五月不安の夏よ
(福岡 宗像 藤原 敬子)
(福岡 宗像 藤原 敬子)
先輩の二文字に込める信頼が重責あるが嬉しくもある
(福岡 大原西 舎川 陽香)
(福岡 大原西 舎川 陽香)
新緑の山道走る亡き兄連れハンドル握る浮かぶは笑顔
(福岡 櫛原 熊本 和子)
(福岡 櫛原 熊本 和子)
久しぶり姉に面会マッサージを肩腕足と思いをこめおり
(福岡 合河 後藤 春子)
(福岡 合河 後藤 春子)
子どもの日考え抜いたプレゼント家族皆でゲーム満喫
(福岡 香椎 坂本 靖男)
(福岡 香椎 坂本 靖男)
高校の友に出会いて青春談議ぼちぼち行かん七十の坂
(岡山 児島 岡田 文子)
(岡山 児島 岡田 文子)
厳かに鈴の音ひびき皐月晴れ孫ら揃いて夫七回忌
(香川 三豊 岡田 弘子)
(香川 三豊 岡田 弘子)
有り難う愛情一杯くれた父吾の心に生き続けてる
(福岡 室見 川崎 幸子)
(福岡 室見 川崎 幸子)
田舎にてたわわに実ったさくらんぼ柔き実は陽につやつや光る
(岡山 倉敷 岡﨑佐知子)
(岡山 倉敷 岡﨑佐知子)
手術後に小さく感じる父なれど孫の前では頼もしく見ゆ
(福岡 遠賀 黒木 利佳)
(福岡 遠賀 黒木 利佳)
晴天に飛行機雲を追いかけて歩く道のり足どりかろく
(福岡 合河 田﨑 幸子)
(福岡 合河 田﨑 幸子)
一時でも家へ帰れて夫笑顔みんなの願いに奇蹟は起きた
(福岡 三橋 小野 待子)
(福岡 三橋 小野 待子)
スマホばかり見てるとついつい頭下がり姿勢が悪いと妻のげんこつ
(岡山 倉敷 小西 敏之)
(岡山 倉敷 小西 敏之)
手際よく延ばし鍋へとだご汁の亡き義母の味未だ出せざり
(福岡 八女中央 大石 啓子)
(福岡 八女中央 大石 啓子)
四月には八十代に突入すまだ見ぬ未来をゆるり生きたい
(福岡 八女中央 延 カシ子)
(福岡 八女中央 延 カシ子)
野菜さんたい肥を入れて土づくり根を張りしっかり大きく育て
(福岡 合河 尾澤 満治)
(福岡 合河 尾澤 満治)
父母に元気な体授かるも歳負うごとに痛み増しくる
(福岡 合河 坂口 捷子)
(福岡 合河 坂口 捷子)
母の日に子供ら贈らるミニバラを毎日見ては心の晴れる
(福岡 合河 中尾ミヅヱ)
(福岡 合河 中尾ミヅヱ)
朝顔のツルがトンボを乗せたままゆらりゆらりと風を求める
(福岡 国分 吉武 民枝)
(福岡 国分 吉武 民枝)
欲張った歌を評して濃縮の三倍つゆとは上手い表現
(岡山 岡山中央 宮本 直毅)
(岡山 岡山中央 宮本 直毅)
田植前水を入れれば賑やかなカエルの合唱聞こえて来たり
(福岡 合河 村上 秀美)
(福岡 合河 村上 秀美)
あちこちの身体痛しと言いながら喜寿と金婚夫に乾杯
(福岡 合河 米田 幸)
(福岡 合河 米田 幸)
勉強会若き講師は孫世代素直な心で講義を受ける
(福岡 室見 井上 初枝)
(福岡 室見 井上 初枝)
好きだった梅酒や餅を供えては家族みんなで母の日供養
(香川 三豊 安井 義裕)
(香川 三豊 安井 義裕)
母の日に息子夫婦の誘い受け嬉しづくしの持てなしの席
(香川 三豊 山地登美子)
(香川 三豊 山地登美子)
二日前電話で話した妹は今はベットで意識戻らず
(広島 十日市 伊達 敬枝)
(広島 十日市 伊達 敬枝)
「ただいま」と流るる汗もそのままに抱かれしママに可愛い孫よ
(福岡 本村 村上美由紀)
(福岡 本村 村上美由紀)
春になり小さな庭に花が咲き妻の遺影を持ちて眺めん
(広島 国泰寺 滑 純雄)
(広島 国泰寺 滑 純雄)
リモコンの定位置変わり戸惑うも使いやすさにサッと手の出る
(広島 十日市 三上美和子)
(広島 十日市 三上美和子)
選をおえて
今月もたくさんの投稿ありがとうございました。今月は99名の方の投稿、10名近くの方が増えて大変うれしくなりました。又、いつもの方の名前がないのは真砂集に昇格されているからですね。おめでとうございます。いつもと少し違う雰囲気を味わせていただきました。今は7月初旬ですが、汗が止まりません。私が住んでおります熊本は、今日が梅雨明けと発表されました。今年の夏も大変暑い日が続くようです。お体に気を付けてお過ごしください