古本屋
沖縄 読谷 比嘉 悠理
古本屋昭和の作家なつかしく若かりし日にタイムスリップ
古本屋百均文庫をどっさりと昭和時代を楽しんでる今
評
古本屋さんを見つけると、私もつい覗いてみたくなります。本は一生の友達です。いろんな想い出も、本とともに甦りますし、大切なことも教えてくれます。是非、どっぷりと浸かって楽しんでください。介護
沖縄 平良 与儀 明子
ねたきりの父と歩けず四つんばいの母を介護す吾(あ)も高齢者
両親の世話をしながら良くわかる俗に言われる「介護づかれ」を
評
ご両親の介護をしておられる作者も高齢とあります。お2人とも不自由なお身体なので、さぞかし大変なことでしょう。ご自分の体調に気をつけて、無理せずに美味しい物を食べてエネルギーを補給し、取り組まれては如何でしょうか。歌会にて
沖縄 安謝 上里 トヨ子
歌会のみんなの歌は楽しみだ次回は必ず早目に作ろう
歌作りすぐに頭にうかぶ時となかなか作れず悩む日もある
評
歌会での作者の決意が読み取れます。簡単に出来る時と、なかなか進まない時など、いろいろあって良いのです。心のまま、ありのままの想いを素直に歌ってみましょう。次回が楽しみです。ベンケイカズラ
沖縄 平良 洲鎌 京子
さ庭辺にベンケイカズラが咲き乱れ花好きだった亡き母想う
仏前にさ庭辺に咲く満開のベンケイカズラ一輪たむける
評
ベンケイカズラの白い萼から覗く真っ赤な花がとても可愛いですね。花好きだったお母様を思い出されて、偲ばれています。きっとお母様も喜ばれていると思います。父
沖縄 石嶺 武市由紀子
一周忌父の思い出鮮やかに遊んだ公園最後の笑顔
子育てをしてみて分かる父の愛離れて見守る思春期の吾を
評
お父様の一周忌、まだまだ悲しみが癒えることはないと思います。父親は、母親と違って、娘には距離をおくものです。でも、しっかりと見守っておられるのです。親になってわかることなのですね。明日は妻の一周忌
沖縄 泡瀬 喜納 康光
美しい思い出だけが甦る君居りし日の笑い声聞こゆ
君亡くし苦しみゆるく消えゆくも愛しさ益々増して溢れん
評
早いものですね。まだまだたくさんの思い出が溢れて、話し声や笑い声、ふとまだ側に居るような錯覚におちいるものです。でも、作者は前を向いてしっかりと歩いておられます。奥様への愛をいつも詠んでおられます。心ゆくまでお歌いください。短歌
嫁自慢孫の自慢で時忘る笑顔が絶えぬ割烹着の友
(沖縄 普天間 福井由美子)
(沖縄 普天間 福井由美子)
亡き夫の倫理の学び引き継いで我が人生も花開きたり
(沖縄 久茂地 宮城 聖子)
(沖縄 久茂地 宮城 聖子)
側にいる夫の動きが愛しく思える我の心の変化
(沖縄 下地 友利 千代)
(沖縄 下地 友利 千代)
禁酒してストレスないか気になったが元気に働く夫に感謝す
(沖縄 根差部 外間 伸子)
(沖縄 根差部 外間 伸子)
母の日に「黄泉の小使い」と金一封お花に添えて亡き母偲ぶ
(沖縄 大道 石底 均)
(沖縄 大道 石底 均)
子は帰宅し背番号には三の数字笑顔まぶしく夏へ走り出す
(沖縄 石川 伊計 清美)
(沖縄 石川 伊計 清美)
真部山に戦死した父看護婦へ姉の名前を伝えたときく
(沖縄 真玉橋 根間百合子)
(沖縄 真玉橋 根間百合子)
「頑張れ」が重いと怒るドラマの子我が身に重ね涙流れる
(沖縄 根差部 松本亜矢子)
(沖縄 根差部 松本亜矢子)
高校の引退試合に向かう吾子我に近寄りグータッチをす
(沖縄 諸見里 石垣裕美子)
(沖縄 諸見里 石垣裕美子)
亡き妹の呉れたしパキラ花開き夜風に乗って香り届ける
(沖縄 玉城 照屋 優子)
(沖縄 玉城 照屋 優子)
梅雨入りも雨が降らない日々の中ピンクに染まるアジサイ一輪
(沖縄 登野城 仲里 和子)
(沖縄 登野城 仲里 和子)
いつの間にスイスイ滑るすべり台三歳孫の成長早し
(沖縄 久茂地 坂田 康幸)
(沖縄 久茂地 坂田 康幸)
若夏の目に青葉なる峰々は都会にはなき午後の贅沢
(沖縄 平良 西﨑 緑)
(沖縄 平良 西﨑 緑)
巣立ちゆく雛の鳴声かぼそくもピーッと一声瓦の上へ
(沖縄 読谷 喜納 政憲)
(沖縄 読谷 喜納 政憲)
緊張し役割こなす歌ごもり褒められ吾は木にも登れる
(沖縄 石川 與古田ゆかり)
(沖縄 石川 與古田ゆかり)
歌ごもり緊張もあり不安あり短歌を詠むと笑いも増える
(沖縄 石川 伊計 学)
(沖縄 石川 伊計 学)
いつの間に育児における節目とはいつも後から気付くものなり
(沖縄 真喜良 與儀 実可子)
(沖縄 真喜良 與儀 実可子)
乗り違えの新幹線のハプニング大笑いす岩手の旅路
(沖縄 真喜良 仲宗根りつ子)
(沖縄 真喜良 仲宗根りつ子)
選をおえて
この選評をスマホで読んでおられるかもしれません。デジタルの世の中、戸惑うことや笑えること、次から次へと起きてきます。食事に行って、注文したつもりが、届いていなかったり、数を間違えたり、ハプニングの連続です。でも、人は新しいことにすぐ慣れていきます。出来ないと思っていたことが、今日は出来た。「まずやってみよう」です。そこから新しい学びが生まれてきます。楽しみです。