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9月 真砂集(神奈川・長野) 下地能子 選
同窓会 神奈川 鴨宮 堀 正 同窓会「微笑む君は誰だっけ」笑顔を返し記憶を辿る 同窓会十分後にはあの頃へタイムマシンは友の笑顔か 評 久しぶりの同窓生との再会の感動を率直に2首にまとめ上げられ、同感致しました。 五月 神奈川 中区 柘植みど里 青空にこいのぼり泳ぐ散歩道尾ヒレゆら…
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9月 真砂集(東部) 上原純子 選
生きること 栃木 那須野ヶ原法人 髙橋 完 すやすやと眠る妻見て「ホッ」とする介護の疲れなんくるないさ 「きっとまた元気になれる頑張ろう」妻を励まし手を取り散歩 評 「なんくるないさ」は沖縄の方言で、「まくとそうけぇ なんくるないさ」と使います。「誠実に正しい努力を重ねていれば、…
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9月 真砂集(岐阜・静岡・愛知・三重) 牟田口智恵美 選
得した気分 愛知 天白 宇佐美康子 野菜くず捨てた中からかぼちゃの芽畑に移植し成長を待つ トマト苗十本購入そのあとは脇芽を挿して苗を作りぬ 評 南瓜の種から育てられ、美味しく南瓜が出来るといいですね。楽しみが増えますね。 新茶 静岡 御前崎 松田 照代 初夏迎え茶畑の中の工場(こ…
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9月 真砂集(近畿) 本田文子 選
幸せな時間 大阪 平野宮町 宮城 麻里 「ありがとう」と伝える母を見上げる父来世も二人の子供になりたい 春うらら父の肩揉みいつ以来頭を垂れる病室の午後 評 睦まじいご両親へご自分の気持ちを素直に詠まれていて、尊敬の思いが伝わってきます。2首共に読む方も幸せな思いになりました。 ソ…
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9月 真砂集(兵庫・中国・四国) 熊田光伸 選
夫の死 岡山 岡山中央 岸本真知子 眠るように逝きし夫と夜を過ごし別れの朝に露草のあお 冬を越え桜の春を耐え忍び五月の空に旅出ちし夫 評 ご主人のお通夜のことを静かに詠まれ、お別れの翌朝の様子を「露草のあお」と締めくくりました。2首目には、冬から春に生死をかけられて、ついに5月の…
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9月 真砂集(福岡・佐賀・長崎) 禰覇和子 選
手術 佐賀 与賀町 荒巻眞知子 切断の危機を脱した夫の足面会の度そっと撫でやる 覚悟して承諾したる手術なれど中止となりて夫と喜ぶ 評 山あり谷ありの長い人生をご夫婦で乗り越えられてきたと思います。お2人の深い愛と強い絆を感じました。 そば会の旅行 佐賀 日の出 髙瀬さちこ 嬉野の…
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9月 真砂集(熊本・大分) 長井陽子 選
姑の椅子 熊本 あさぎり 上村 素子 立ち上がる姑を横目でチラリ見る椅子を調整シャイな夫なり 「よし立てた」高めの椅子から歩行器へ調整せし夫姑を見守る 評 温かいご家族の様子に素敵だなあと思いました。介護は、みんなの協力があってうまく回っていくものと思います。そして、介護を受ける…
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9月 真砂集(宮崎・鹿児島) 土木正美 選
孫はすごい 鹿児島 帖佐 和田 尚美 孫達のすなおな短歌うらやまし締切りせまりて孫に相談 孫曰く出てきた言葉並べたら短歌はすぐよかんたんかんたん 評 お孫さんに短歌を相談される作者もすごいですが、そのお孫さんの言葉がまた素晴らしいです。やっぱり「すなお」に詠むことなのですね。 国…
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9月 真砂集(沖縄) 沼田真弓 選
亡き母 沖縄 屋宜原 大城真紀子 亡き母のミシンの技が光る服袖をとおしたあの日を思う 亡き母がしまって忘れた命名紙五十六年経て今手の中に 評 洋服も命名紙も亡きお母様の手によるもの、大切な品々ですね。お母様との思い出に浸りながら、ご自分の人生をも振り返っておられることでしょう。 …
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9月 みすまる集
春のほがい 福岡 三橋 井口登美子 新緑の山々眺め墓参へと友人達とバスに揺られつ 恩師への春のほがい日墓参する今日まで生かされ感謝述べたり 花の寺 東京 浅草 小林由紀子 花の寺躑躅咲き満つ境内にいとこ五人でスナップやさし バス下車で右足のももふくらはぎにひざにひび走り歩行困難に…
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9月 青泉集(東東京) 干潟佐和代 選
西の空 東京 梅島 蓮見 直子 見上げれば梅雨の晴れ間の三日月の天体ショーを目に焼き付ける 三日月の下に輝く明星は金星木星我も我もと 評 梅雨の晴れ間に三日月の天体ショーを見られた感動が伝わります。「目に焼き付ける」の表現で感動の深さが感じられます。三日月と金星、木星とのコラボ素…
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9月 青泉集(西東京・海外) 島袋眞砂美 選
能登慰霊 東京 西八王子 平山 則廣 一面の焼け野原に立つ洋館のヴィーナス像が黒く微笑む 陽は落ちて御詠歌の声天昇(あまのぼ)り月の光にとけて消えゆく 評 1首目、一分の隙もなくみごとな描写です。映像がくっきりと目に浮かんできます。2首目、言霊が響きあい、流れるような調べの美しさ…